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セルフホワイトニングの効果をさらに高める!歯科研磨との相乗効果について解説

先日、私のサロンに初めてご来店されたお客様Sさん。2回目のご来店で、セルフホワイトニング(以下ST)前のトーンチェックをしたところ、驚くべき結果が得られました。

下の前歯は、前回のST後にS20だったのが、2回目のご来店時にはS18に。前回のご来店から3日後のことでした。3日で白くなっている…?

STが終わって、最終のトーンチェックをしたところ、なんと上の前歯がS18からS8になっていたのです!私のサロンでは、これを5トーンアップと呼んでいます。つまり、シェードガイドの歯のサンプル5個分明るくなっているということです。

初来店でいきなり5トーンアップなんてこともありますので、ビックリしませんか?いえいえ、それは普通、初来店の時の話です。取れやすい着色汚れがたくさん付いている人の場合の話です。

しかし、Sさんの場合は2回目のご来店ということで、3日前にSTで着色汚れを落としているので、そんなに取れやすい汚れが残っているはずはないのです。たった3日で…S8と聞いて、思わず「8ですか?」と聞き返したほどです。

今までに経験のない変化の仕方だったので、Sさんにカウンセリングで確認してみました。「歯医者に行ってきました」とのこと。

「前回から今までの間に、何かされましたか?S18からS8って、変化が大きかったので…」とお伺いしたところ、「何もしていないのですが…。あ、でもさっき歯医者に行ってきました」と。

そこで「最後に歯を磨かれましたか?研磨してもらったりしましたか?」とおうかがいしたところ、「はい。最後に研磨されました」とのこと。

思わず「あ、それですね!」と言ってしまいました。

歯科の研磨の効果とは?

Sさんのカルテを見てみると、初回でも上の前歯は4トーン上がっているのですが、こういった方は、たいてい2回目の動きは小さいことが多いです。1回目に引き続きさらに5トーンというのは、私の経験では稀です。

上の犬歯と下の前歯は、初回のST後よりも2回目の来店時の方が数字上は「白い」ことになっています。歯科で研磨されたことで、汚れがさらに落ちているのですね。

ですが、注目していただきたいのは、歯科で研磨した後でも、STでトーンアップしているという事実です。

つまりここから、研磨では、歯の表面に結合してしまった汚れを取ることは難しいということが読み取れそうです。

今回の結果は、Sさんが歯科で研磨を受けたことによって、前回のSTで取り切れなかった細かい溝や小傷の汚れを物理的に取り去ることができ、その状態でSTを受けたことで照射の効果が上がったのではないかと考えています。

これは歯の消しゴムなどと呼ばれているような、歯の専用のメラミンスポンジのようなもので得られる効果と同じですね。

つまり今回のSさんの結果から、

歯科の研磨では、歯の表面に結合した汚れは取り切れない

物理的に汚れを取り去った後にSTをすることで、STで得られる効果が促進される

ということが見えてきます。

もちろん「研磨」と一口で言っても、それぞれの歯科医院によって使用する器具や歯磨剤が違いますし、施術する人の判断によっても使用するものが変わってきますので、一概に全員が毎回同じような効果を得られるとは限りません。

しかしSさんの場合は、歯科の研磨がSTの効果をさらに促進させる結果につながったと考えるのが自然なようです。

ただし注意しなければならないのは、研磨の方法によっては、せっかくSTで歯のコーティングを進めているのに逆効果になってしまうこともあり得るというところです。

そう考えると一番良いのは、歯科を受診して、歯石除去なども済ませてからSTをスタートされることかな、と思います。

あなたも、お客様に歯科研磨とSTの相乗効果について説明し、より効果的なホワイトニングを提供してみてはいかがでしょうか?

トーンチェックカードについて

トーンチェックカードは、お客様に記録をお持ち帰りいただける専用カードです。セルフホワイトニングアドバイザー協会のストアページ内の協会ライセンス品に掲載されています。

https://tlp.edulio.com/stakyoukai/cart/index/tab:1069

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